死んでも忘れない
この物騒なセリフは
乃南アサさんの小説の題名です。
去年の秋だったか、俄然小説が読みたくなり
ブックオフのオンラインで文庫本を20冊以上買いました。
以前はハードカバーの本ばかり貯蔵していたけれど
ある日ある時、急に私の捨てたい病?が出てきて
2つの本棚にびっしりと並んでいた愛蔵の本を
ことごとく処分しました。
精神的にしんどかった時、活字が全く頭に入らず
それまでやたらに読んでいた小説を
全く読めなくなって、読めないなら必要ないと
これも短絡的な考えで処分したのです。
古本屋さんに持って行くと言う考えもなく
燃えるごみの日にせっせと束ねて出しました。
空っぽになった本棚を眺めて
ものすごく哀しかったのはなぜなのか
今も理由がわかりません(^_^;)
それから、読むのはほとんどが漫画本(爆)
長年の癖で寝る前は何かしら活字を読みたい、見たい。
小説が駄目でも漫画は大丈夫だったので
毎月20冊以上の漫画雑誌をネットで取り寄せ。
1日に一冊は読んでしまう。
なので足りない分は、たまぁに文庫本を手に取った。
いつからだろう一昨年あたりからか
普通に小説が読めるようになった。
いや、きっとずいぶん前から普通に読めたんだろうけど
漫画ばかりに夢中になっていたから
小説の事を思い出さなかったのかも。(^_^;)
試しにブックオフのサイトで
何冊か買って読んでみたら、面白かった。
ああ、これならもう小説が読めると思ったら
急に小説が欲しくなったが
昔の二の舞はしたくないので
ブックオフで注文して、
届いたらお店に取りに行くと言う事を数回。
ブックオフの本は、勿論古本なので
手にしてみないと分からないが
状態が新品らしきものや、すでに紙が変色してるのもある。
それでも、破れたり破損してる物は一つもなく
それに安い!
文庫本は、大体が100円とか200円?
ハードカバーでも500円もしないものが多い。
市内には、県立市立の図書館は多いが
人気の本は待たされるし、新刊でなくとも
一向にかまわないので、ブックオフを大いに活用しよう。
この「死んでも忘れない」と言う内容は
ありきたりな家庭のちょっと危ない話だが
再生に向けての言葉がこの「死んでも忘れない」と言うのだ。
読後の安堵感にしばらく寝付けなかった。
本来は女性作家の時代物小説が一番好きなのだが
これからまた徐々に読んでみたいと思う。