台風の進路、読了「しあわせの輪」群 洋子
昨日の昼に、何気にウエザーニュースを見たら
台風の予報進路が変わっていました。
確かおとといの夜には
四国に直撃コースでした。
最初のコースは近畿、東海あたりに
進むコースだったのに
少しずつ西寄りになってきて
こちらにも風の影響があるだろうなと
思っていたばかり・・・
ところが、昨日の進路予想は
鹿児島を直撃?
いったい、どうなってるの?
そして今日の予報も確定ではないけど
どんどん西寄りになってきて
その上、動きが遅いし海水温が高いので
勢力がどんどん強くなって
各地に甚大な被害をもたらしそうだ。
日本列島を縦断するのか?
また、台風におびえる日々がやってきた。
😱😱😱😱😱
私は、異様に台風に対して恐れが大きいです。
今から、すでに不安でドキドキ😱
暇さえあれば、ネットで進路を確認しては
ため息が出ます😭
どうか、どこにも被害が最小限で済みますように。
早く、気流に乗ってさっさと進んでほしいです。
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読了「しあわせの輪」 群洋子
(れんげ荘シリーズ最新版)
予約人数が60人ほどいましたが
ようやく借りることができました。
れんげ荘シリーズは、最初から読んでいて
大好きな小説です。
今にも倒れそうな古いアパートに住む
キョウコさんと住人たちのお話。
キョウコさんの生き方に共感はできても
私には絶対無理な生活だが
ある意味とてもうらやましい。
お隣に住んでるクマガイさんは60代。
この人の言葉に胸を突かれる。
私には義姉の死、兄の死という不幸続きのこの頃。
心に残った、れんげ草の住人クマガイさんの言葉。
自分の周囲からひとり、また一人と
人がいなくなるという現実に
考えさせられたという。
このクマガイさんと言う登場人物は
60代で、クマガイさんの若いころと
私の若い頃がよく似ていて
最初からずっと自分に置き換えながら読んでいました。
今の生活は全く違うけど。
(ネタバレがあります)
(クマガイ)「生きているものは永遠に
生きられるわっけじゃないって
それはわかってるけれど、
少しずつ知った人がいなくなっていくわけでしょう
もしかしたら誰かにとって
私がそうなるかもしれないのだけど。
若い頃はそうでもなかったけれど
この歳になるとね、ひたひたと
それが忍び寄ってくるっていうか
次はあんただよといわれてるような気もしてくるのよね。
わかってるといいながらまあ、
いい気持ちはしないわよね。
自分の時はどうなのかと考えても
まだ達観できてないのよね。
いつでも迎えに来いって
胸を張っていうわけにはいかないのよ。
次は自分じゃないかって不安に感じること自体
受け入れてないってことだから。
ものが欲しいとかもうないんだけど。
生きる欲はまだあるわけね。
でも、それがいちばん難しいじゃない。
いくら自分が生きたいと思っても
そうはいかない場合もあるんだから。
でも誰にでも訪れることですから。
そうなのね、どんな人にも平等に訪れることだからね。
世の中って不公平のかたまりみたいだけど
これだけは平等にやってくるものね。
(キョウコ)「自分の最後の日って
いつ来るかわからないじゃないですか。
よく、悔いがないように
毎日を一生懸命生きるって言いますけど
そんな風に生きられるでしょうかね?」
「うーーんそうねえ。
一生懸命に生きるってつらくない?
私なんか、だら~として、あれをやろうかな、
これをやろうかなとかんがえていながら
何もできないときもあるもの。
だらしないまいにちですよ。
それでも穏便に過ごせればいいんじゃないかしら?
自分がやろうとしてできなかったことがあっても
また明日にすればいいわって。
それ明日が来なくてもそれはそれでいいのよ」
私もだけどあなたが
やらなくてはならない責任は
生きるっていうことだけですよ。