明日は明日の風が吹く・70代日々の綴り


(月の雫・・・)からのブログ名変更してます)


今更になって生きてる意味を考えても仕方がない
今、生きてる事が重要
来るであろう明日、来ないかもしれない明日
人はそう言う薄氷の上で
毎日を過ごしてるのだと思う
だから、今日が大事、今が大事
明日は明日の風が吹く

アマゾンプライム「PLAN75」と「アイキャンスピーク」

つらく重苦しい映画を2本見てしまった。


「プラン75」は何気なく見てしまった映画。
近未来の日本では75歳を過ぎると
自由に死を選べる法律が出来ている。


78歳のミチは懸命に生きてるが
とうとうこの制度を利用する事にした。


ここからネタバレになるので書きませんが
物凄く不快な気持ちと、こういうのもありかもと
自分の中でせめぎ合ってしまいました。


暗い映画です、見る人によっては
気持ちが落ち込むかもしれません。


主演の倍賞千恵子さんは
昔から私の長姉に似ていて
姉は72歳で亡くなったが、
今の姉を見てるような気になった。


なので余計に心が苦しくなったのかも知れない。
そして私はまさしく75歳なのだから。


確かに死の選択を自分で決められるのはいいかも知れない。
でも、今の自分に当てはめたら?
病気持ちだが今は普通に生活が出来てる。
やむにやまれずこの選択をする時は
相当追い詰められてる時かも知れない。
今は、あまり考えたくない。



そして「アイ・キャン・スピーク」
これも何気なく見た映画。
超ベテラン女優さんのナ・ムニさんとイ・ジェフン君が出てたので。


途中までは楽しかった。
いつも文句ばかり言って
嫌われ者の商店街のおばあさんと
市役所の若者のほのぼのとした話だった。


ところが途中で、がらりと内容が変わる。
従軍慰安婦の話になった。


見ていてつらかった。
日本人としては見てられない。
でも、最後まで見てしまった。


韓国作品だからああいう風に取り上げるのは当たり前。
一種のプロパガンダ?
この作品は日本では上映禁止作品だっただとか。


この作品を見れば、それがあたかも事実のように
受け取ってしまうかもしれない。
現に私はラストのシーンで泣いたから。
これが受け入れがたいが
事実だったらどうしようと
胸が張り裂けそうになった。


戦争にはいろいろな痛みが伴う。
誰もが苦痛でしかない時代だった。


私は戦後の生まれだが
強制疎開(建物疎開)させられたと言う家の事情は
姉たちに教えて貰った。


全くそう言う事実がないとは言えないだろうし、
私は日本政府を一方的に信じてはいないが
そう言う場所があった事は事実。
志願して働いた人もいた事も事実。
もしかして強制的に連れられて
行った人もいたかもしれない。


正しく見極めないといけない戦争の地獄。
語り継がないといけない戦争の事。
世界のあちこちで今も起きてる紛争の事。
犠牲になるのはいつも弱者だ。


論争は続くだろう。
事実だ、事実ではないと言う
水掛け論の論争だけが。


しかし、確かに主役のナ・ムニさんの演技は素晴らしかった。
そして、いつも思うのだが
韓国映画に出て来る日本人は
韓国の俳優さんが演じてるので
リアル感がない。
これって重要だと思うけどなあ。




映画『PLAN 75』 予告編

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