明日は明日の風が吹く・70代日々の綴り

(月の雫・・・)からのブログ名変更してます)

今更になって生きてる意味を考えても仕方がない
今、生きてる事が重要
来るであろう明日、来ないかもしれない明日
人はそう言う薄氷の上で
毎日を過ごしてるのだと思う
だから、今日が大事、今が大事
明日は明日の風が吹く

アブレーション記②③退院

物凄く長いですm(__)m


2日目の朝、ぐっすり眠って爽快な目覚め?
ただ、左の股関節の痛みが出てきて
痛み止めを持ってくればよかったと思ったが
後の祭り・・・


病院の薬剤師さんに痛み止めをお願いした。
(お薬手帳に書いてあるので薬剤師さんが
聴きに来たりしたので)


朝早い時間に主治医の回診。
こんなに朝早くに?と毎回驚くが
先生はちゃんと休めておられるのだろうかと心配になる。


「今日は頑張りましょうね」と
お声をかけてくださるだけでも
患者としては安心だ。


血圧などを測るために何度か看護師さんが来るので
その時に「私は今日は何番目くらいですか?」と聞くと
「カテーテルアブレーションは〇〇さんだけですが
その他に心臓内の血管を広げる手術の患者さんや
ステントを入れる患者さんもいて
何番目になるかちょっとまだわかりませんね」との事。


朝から絶食だし、水分は10時までと言われた。
早くから色々な人が出入りする。
部屋のお掃除に来た女性が親しく話しかけて来て
なんだかんだと言ってたら
何と!同じ地域に住んでる人でした。
(その人に言わなかったけど家が結構近い)


薬剤師さん、師長さん、夜勤の人と変わった
日勤の看護師さんなどが来た。


ここの看護師さんは、皆さん非常に優しい。
大変なお仕事なのに、すごいなあといつも感じる。


もう1本点滴の針を刺しますと
看護師さんがやって来たが
えっ?こんなに若い看護師さんだけど
大丈夫かいな?と内心思った。


昨日、穿刺専門の人たちが失敗してるのを見てたので😂


ところが、この看護師さんは一発で針を入れた。
🙌👏🙌👏🙌👏🙌👏🙌👏🙌👏🙌👏


それから、導尿管を入れて貰った。
剃毛も導尿管もだけど
お股を広げても、恥ずかしさなどみじんもない自分に
少々なんだかなあと思うわたくし・・・😆
もっと凄いまな板の鯉状態がこれから始まるのだから
この程度では何ともない・・・😆


しばらくして師長さんが来て
「午後の一番最初になりました」と教えてくれた。
ひぇ~~~、早い時間に始まると
それだけ身動きできない時間が長くなると思った。


それからお昼ちょっと前に
「呼び出しが来ましたから今から行きますよ」と
お迎えが来てストレッチャーに乗って
手術室まで運ばれた。


手術室の中には大勢の看護師さん
お医者さん助手さんなど?10人近く居た。
勿論麻酔医もいただろうけど
どなたがどなたなのか分からないし😅
主治医の先生はまだ見えてなかった。


以前と違って今回は下準備をほとんど見た。
背中に大きな何かを何枚か貼り付け
両足と両手を固定され、色々されてる最中に
先生の声が聴こえたので、ああ、始まると思った時
麻酔のマスクをはめられ、「深呼吸してください」と
言われて4、5回深呼吸したら意識がなくなった。



気が付いたら部屋のベッドの上だった。
部屋の時計を見たら午後2時半過ぎ。


酸素マスクをしていたが、
特に何も変わった感じはなく
どこも痛みはない。
前回は口の中に石を突っ込まれたような
感覚で目が覚めたのだが
今回は喉の管を外されたのも気づかず・・・


看護師さんが「携帯出しますか?」と言ってくれた。


引き出しに鍵のかかるところがあって
そこに携帯やお財布を入れていたのだが
手術室に向かう時、師長さんが
「部屋に鍵をかけますからね」と言ってたので
引き出しのカギは不要だったけど
すぐに看護師さんが携帯を出してくれたのは
ありがたかった。
引き出しに手が届かず何しろ動けませんから(笑)


息子達に一応無事済んだと連絡したかった。
喉が渇いていたので、お茶を取って貰ったが
ベッドの所の高めのオーバーベットテーブルを
手の届くところまで移動して貰ったので
そこに携帯、老眼鏡、濡れティッシュ、小説
ペットボトル茶を数本置けて
非常に便利だった。


ちなみにペットボトル茶用のストローが
ダイソーで売ってたので
それを2つ持参してたが、これは優れものでした。


お茶がとても飲みやすい。
お茶は、ノンカフェインの物ばかりと
ただのお水も持って行ったが
このお水の入ったペットボトルは
ふにゃふにゃしてるので
持つ手の力加減で水があふれるから要注意だ。
硬めのペットボトルがいいと思った。


面会は禁止だし、病棟のどこかに自動販売機が
あったのかを知らないが
看護師さんに買って来てとお願いするのも悪いから
私は自宅から8本ペットボトル茶を持参した😅
(息子が運んだのだが)


身動きできないけど、今回は右足の付け根からの
挿入だったので
左足は動かしてもいいですよと看護師さんが
言ってくれたので、これが大いに楽だった。


夕飯が出たが、ベッドは30度の高さまでしか上げられないと言うので
食べられんわぁ~~とお断りした。
看護師さんが介助してくださるようだったが
忙しいのに申し訳ないから・・・


一日食事抜きなら痩せて帰れるじゃん♡
なんちゃって🤣


長い夜の始まり・・・
入院3日目


太ももの動脈からカテーテルを入れるので
カテーテルを抜いた後は
出血がいち早く止るようにと
がんじんがらめにテープで固定されてるが
足を動かせば、出血の危険があるので
次の日の朝の回診までは、足を動かせない。


夜に睡眠薬を持って来てくれたが
飲むのを断った。


私は、横向きで寝る癖があるので
(むしろ横向きでしか眠れない)
睡眠薬でぐっすり眠ったら、
無意識に横向きになって足を曲げてしまうかも。
それが恐ろしくて飲まなかった。


それよりも左足の股関節が痛くて
夜に処方して貰った痛み止めを飲んだのだが
全く効かず、そっちの痛みに気を取られてた。


看護師さんが膝の下の枕を持ってきてくれたので
膝を曲げられたし(この膝を曲げる事の
大きな大きな余裕?が何よりだった)
背中にクッションも置いてくれたので
少しだけ横も向けた。


ベッドの高さも自分で上下させて
一番楽な感じに何度もしたので
腰が痛くもならなかった。


強靭な腰だ(爆)


又、別の看護師さんは
「足を曲げないのなら横向きになっても大丈夫ですよ」と
言ってくれたけど、恐ろしくて到底出来ない(笑)


ひたすら右足をピーンと伸ばしたまま
小説を読み、テレビを見ながら居眠りしたりして
前回に比べたら苦しみは雲泥の差。
ちなみに小説1冊読んでしまった。


夜中には日テレニュース24?だったかを
延々と見たり、通販番組を見たりして
時間は過ぎて行き、
朝の5時にようやくウトウト寝たようだった。


部屋の電気がついて
「おはようございます」と主治医の先生がみえた。
「今日、退院出来ますからね」と言いながら
おむつを広げてバリバリに固定してたテープを
看護師さんと二人で剥がしてくれたが
この剥がす作業が結構痛かった。
鼻の酸素も外してくださった。
(後で見てみたら腰のあたりの所が
真っ赤になっててヒリヒリ)


「じゃあ、後で外来で説明しますね」と
先生が部屋を出てから
しばらくして看護師さんがまたやってきて
点滴の針を外して、導尿の管を抜いてくれた。


着替えてもいいですよと看護師さんが言うので
そろりそろりと立ち上がってみたが
めまいも特になく普通に歩けたので
洗面所に行って真っ先に顔を洗った。
何も食べてないけど歯も磨きさっぱり。
しっかり眉も描いた(爆)


それからゆっくりと着替えようとしたら
心電図の機器がまだくっついていた。
外し忘れたのかと思い看護師さんを呼んで
「心電図が・・・」と言うと
「すみません、外来での説明の前までは
外せないんですよ、何かあると困るので」と言われた。


ホックのないブラをつけてたので
どうやってこのブラを脱げるか?と言ったら
いとも簡単に心電図の線をひょいと身体から剥がして
ちょっと不自由でしょうけどと
謝られてしまった(笑)


(CTとか撮る時、金具類は駄目なので
ホックのないブラをつけてたが
これも着替えたい!)


少し前に物凄く熱い紙おしぼりを
2本持ってきてくれてたので
それでちょっとだけ体を拭いた。
持ってきてくれた人(看護師さんではない人)が
背中を拭きましょうか?とご親切に言ってくれたが
家に帰ったらお風呂に入るので結構ですと
お断りした。


全部着替えて、荷物も全部しまい込んで
退院準備万端。


そこに息子からメッセージが来て
「もう病院に着いた、待合室にいる」と!
10時の退院だと前夜に電話して
お金を持って来てと頼んでいたのだ。


現金は最低限しか持って行かなかった。
カード類も一切持って行かなかった。


病院は、ある意味無防備な所だ。
夜中になってもドアにカギをかける訳でもないのだから
用心のためにこれで足りると思う金額しか
持って行ってなかったので
絶対に足りないはず!


お高い個室に入ったから🤣


それで、息子に持って来させたのだった。
外は雪が結構な勢いで降ってる。
たぶん、バイクで来たのだろうと思った私は
非常に焦った。


雪道をバイクで帰らせられない、
早く今のうちに帰らせたいと
ナースステーションまで行って
師長さんを見つけて事情を説明して
息子の所に行ってお金を貰って来たいと伝えたら
師長さんが、清算窓口に電話してくれて
早めにと催促してくださった。


そのおかげかどうか、電話の最中に
清算がどうやら終わったらしく
師長さんが一緒に一階までついて来てくれて
無事に清算が済んだ。


それから師長さんにご挨拶して
今度は外来の窓口に行って
先生からの説明を聞く事になったが
息子は、「俺は一緒に説明など聞かない」と
言いやがったので😆
大げさになるのも嫌だからいつものように
診察室に入って先生からの説明をお聞きした。


画像を見せてくれて
「左心房のこのあたりとか、心臓の裏側辺りに
いくつか心房細動があったので
きれいに処置出来ました。
きちんと確認しましたから大丈夫ですよ」と
おっしゃったが
画像を見ても素人には良くわかりませ~~んが
本音の所でした。(笑)


先生、少し息切れがするんですがと聞くと
(朝起きてから少しだけ動悸や息切れを感じた)
「一日中寝てましたからね、少しはそう言う症状も
あるでしょう、でもそのうち落ち着きますよ」と
言ってくださったので安心した。


心臓をいわば焼いたのだから
少しおかしくても当たり前だ。
やけど状態?だろうから。


丁寧にお礼を申し上げて
来月にまた来てくださいと言われ
診察室を後にした。


ここで看護師さんともお別れ。
正直、何人も看護師さんが交代で来てたし
マスクしてたので、どなたがどなたなのか
分からないままにお礼を申し上げた。
名札を付けていたけど、老眼で見えなかったし(爆)


息子にキャリーバッグを持たせて
待機してたタクシーに乗って帰宅。
息子はバイクではなくタクシーで来たらしい。
さすがに雪が積もるとの予報だったので
バイクは辞めたそうで。


ふむふむ、賢明な判断だったね。


家に入ると居間はすでに暖かくしてあり
息子1が冷蔵庫から私の好きなアロエのヨーグルトを
持って来てくれた。


3人でこたつに入って、なんだかんだ報告。
息子1が「顔色が良くて良かった!
術後の写真を送ってくれたけど
あの時はえっ?病人?と言うほど
顔色が悪かったからびっくりしてたんだ」と
病人に向かって言ったので3人で大笑い。


お腹は空いてるのに、ヨーグルトを食べたら
胃がムカっとした。
まぁ、一日の断食と同じだものね。


徐々に胃も慣れさせないと・・・


お風呂に入って髪を洗ってスッキリして
夜は早めに寝てしまいました。


無事に退院出来て良かった。
ただただ安堵です。


また、再発したらどうしようと考えると
恐ろしいけれど、その時はその時
悪い考えはやめて、やって来る新しい年に向かって
歩くしかないなあと思った次第です。


長い話にお付き合いいただいて
ありがとうございました。


イヴですね、息子が一応ケーキやら
ケンタッキーを買って来ました。
スパークリングの軽いワインも買って来たようですが
私は飲まないでおきます。
飲めないけど😆





病院で読了「夜離れ(よがれ)」乃南アサ
(夜離れの意味、男が女のもとに通って来なくなること。)
6つの短編の中の女性たちの強い結婚願望の話で
ちょっと狂気じみた内容もあって面白かった。


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