大みそかに思う、「きょうという日」室生犀星
私の事と言えば、2度のカテーテルアブレーション、
網膜裂孔など今年も病院のお世話になった年でしたが
最後の最後になって全身湿布だらけで
過ごす羽目になった😂
それでも、何とか元気で大みそかを迎え
新年を迎えられそうなのでありがたいかな。
来年早々にひとつ歳を重ねるので
感慨は深い。
自分がこれほど長生きするとは思わなかったから。
わが家はみな短命なのです、たったひとり兄を除いては。
いつこの世とおさらばしてもいいと思ったり
もう少し生きてみたいと思ったり
気持ちはコロコロ変わるけど
やっぱりまだもう少し生きてみたい。
この先に素晴らしい未来が待ってるとは思わないが
それでも私の中には
生に対する執着心はまだあるようだ😂
大好きな義姉を亡くした今年。
それでも、なんだかんだ色々あっても、
振り返れば案外平穏だったと思う。
こういう風に思える事が一番大事ですね。
過ぎてしまえば、すぐに忘れる能天気だから
そう思えるのかも知れません。
良いお年をお迎えください。
お付き合いいただいてありがとうございました。
ようやく見つけた筋子💗
おいちぃ~~
室生犀星の詩を一篇
きょうという日 室生犀星
時計でも
十二時を打つとき
おしまいの鐘をよくきくと、
とても 大きく打つ、
きょうのおわかれにね、
きょうがもう帰って来ないために、
きょうが地球の上にもうなくなり、
ほかの無くなった日にまぎれ込んで
なんでもない日になって行くからだ、
茫々何千年の歳月に連れこまれるのだ、
きょうという日、
そんな日があったかしらと、
どんなにきょうが華かな日であっても、
人びとはそう言ってわすれて行く、
きょうの去るのを停めることが出来ない、
きょう一日だけでも好く生きなければならない。