その時はその時の美しさをわからない
私は、韓国のドラマや映画が大好きです。
韓国の国や政治家、大統領などは
非常に好きではありませんが
エンターティーメントの分野は
優れていると思います。
特にドラマは秀作が多い。
韓国ドラマにはまって、もう20年近くになります。
一番最初に見たドラマが何だったのかを
記憶していないのですが、
多分「チャングムの誓い」か「フルハウス」だったような。
韓国ドラマ専門チャンネルなどない頃だったので
BS放送で見たのだと思う。
それから怒涛のドラマ漬けの毎日だった。
有に500本は見てると思う。
以前、メモ帳に見た作品の題名を残していたのに、
面倒になって辞めた(^_^;)
たくさんの作品を見るたびに、同じような場面の繰り返しで
交通事故、記憶喪失、異母兄弟だったとか、生き別れた親子とか
平民と財閥の構造ばかりで、陳腐な内容だが
たまにこれは!と思うような作品に出合う事がある。
この頃は数段内容が素晴らしくなってきている。
ドラマの中でよく韓国の詩人の詩が紹介されることがあって
それで詩にも興味を持ったりして(笑)
その時はその時の美しさをわからない
パク・ウヒョン
二十代には
三十がこわかった
三十になったら死んでしまうと思った
ほどなく三十になり面白みなくも私は生きていた
四十になると
あの時がとても美しい歳だった
三十代には
四十が恐ろしかった
四十になったらこの世の終わりだと思った
ほどなく四十になり私は悲しいことに無事だった
五十になると
あの時がとても美しい歳だった
六十になったら五十がそうだろう
七十になったら六十がそうだろう
死の前では
すべての時は絶頂だ
すべての歳は美しい
ただその時はその美しさをわからないだけなのだ