小説「女たちの避難所」垣谷美雨
東日本大震災の様子を書いた内容。
私達はあの大災害をたくさんの情報で知っただけで
映像を見ては、凄まじい災害に息を飲んだものだ。
知人がその時福島に居て、甥の家族も仙台に居た。
しばらくこちらからは連絡をしなかった。
兄経由で甥家族は元気だったそうだし
知人もずっと後になって連絡が取れて
大丈夫だと言う事だったが
連日の報道に、心が痛んで涙が出た。
でも、やっぱり他人ごとなのだ。
しばらくするとその涙も忘れてしまう。
この小説の中には、避難所での生活が書かれていて
作家さんが実際に体験したように描かれていた。
あっという間に読み終えた。
私の考えの及ばない知らない事がたくさんあった。
読んでいて心がしんどかったことも確かだ。
作家さんは被災されたたくさんの人に会い
その時の様子を小説の中で赤裸々に描いたのだろう。
その言葉の裏には、もっともっとつらい出来事が多かったのだろう。
小説を読み始めると、止まらなくなる。
最後まで読んでしまいたくなって、
途中で読むのを辞めるのが大変だ。(*^。^*)