夜の明けるのが長くて長くて・・・
個室ではあるがテレビを見るのも
なにやら気を使って、天井を凝視したり
早く空が明るくならないかと悶々と過ごしました。

何度も看護師さんが来て
血圧と体温、酸素飽和度を測りに来た。

朝の6時半に先生が見えて
午後からですから頑張りましょうねとまたおっしゃった。
先生はいつご自宅に帰られるんだろうと
ふと考えた。

後で看護師さんに聞いたら
日曜の午後からは帰られるらしいが
ほとんど朝早くに病院に来られるとの事。

手術などをした患者さんもいるのだから
ほとんど病院に詰め放題？

エコー検査に呼ばれたと言うので
検査に行ったが、ここはいつもの慣れた検査室で
検査技師さんがエコーで色々見ながら
ここで血管の位置を確かめ印をつけた。
両足の甲、頸動脈、両手の手首、
そして一番重要なお股の動脈・・

エコーが終わって一人で病室に帰った。
看護師さんが来て、迷わずに部屋に帰られましたねと
術着を渡されて術着に着替え、おむつに履き替えた・・

看護師さんの話では
スケジュールに午後1時と書いてますから
導尿管を挿入しますねと言って
尿道に管を入れられた。
ゼリーをたっぷり塗ってくれたらしく
異物感はあるけど、それほど痛みは無かった。

お通じが昨日も今日もないので
看護師さんが気にされて
もしトイレに行くなら尿の袋を持って
トイレに行ってくださいねと言われたが
私は、外にいる時は完璧に便秘症になるので
その心配はなかった。

ただ、治療の最中に麻酔で眠ってるから
無意識に便とか出ないだろうかと
そこは心配だった😂

そしていよいよ呼ばれたのでと手術室に行く事に・・
ストレッチャーに自分で乗って
手術室に連れて行かれた。
本格的な手術室ではなく大きな処置室だそうだ。
（心療内科の先生曰く、あれはねただの処置！
手術室なんかではやらないからねと言った😅）

良くテレビなどで見る光景。
ストレッチャーに乗せられ
天井を見てるシーン。
それをやってみようと移動の間目を開けてたら
めまいが起きそうになったので目を閉じた🤣

手術室？に入ったらなんと！大勢のスタッフ。
15人はいたな・・🤣

前回は手術室に入ってすぐに麻酔をかけられたので
全く何も覚えてなかったのだが
今回は、麻酔の前の準備を全部見てた。
いつもは大体目をつぶってるのだが
今回はきっちりと目を開けて観察・・

男性医師たちや看護師さんや助手さん、技師さん達が
術着を開いて、おむつも開いて
足まで開いてベッドの上で真っ裸ですよ😱💦
マグロの解体ショーのマグロになった感じがした。
どうにでもなれ！と心の中で叫んで
「お父さん、見守ってください」と
最後の最後まで空の上の夫頼み😂

足や両手をバンドのようなもので固定され
身動きが出来ない状態。
そりゃ、術中に動いたら大変な事になるのだから・・

そして準備が済んだ頃に先生が見えて
いよいよ始まると言う時に
酸素マスクを軽く口から遠い場所に被せられ
息をゆっくり吸ったり吐いたりしてくださいと言われ
数回吸ったり吐いたりしたら
ずぼっとマスクを被せられて意識がなくなった。

手術室に運ばれたのが午後12時半、
先生は2時間ほどかかるとおっしゃっていたが
部屋で目が覚め気が付いて時計を見たら午後5時だった。
凄く寝てたのかな？

腕時計やらは全部外すので
アナログの夜に光る時計を持って行ったのが
正解だった。

物凄く大きなとがった石を
口の中に突っこまれて痛くて痛い！と叫んで目が覚めた。
「〇〇さん！」と名前を呼ばれて「は～い」と返事をしたが
喉の中の石と言うのは、口に中に呼吸用の太めの管を
入れられていて、それが大きな石を突っ込まれてると
夢うつつの中で感じたのだが、
返事をしたので、その管を抜いたらしい。
麻酔から覚めたら抜くようでした。

全身麻酔をすると自発的に呼吸をしないらしく
その為の管らしかったが
結構太い物らしく、退院して２日間はまだ喉が痛かった。
もう治ったけど。

それから酸素マスクを外し
鼻に付ける酸素チューブになった。
「どうですか？」と看護師さんに聞かれたが
左手がものすごく痛かった。
冷たい氷水にずっと手を突っ込んでる感じの痛さ？
「左手が痛い・・・」と言うと
「手首からもカテーテル入れたので圧迫してるんです」と
ちょっとだけ緩めてくれた。

これが仇になった。
しばらくしたら左手からドバドバと出血・・
急いでまた看護師さんが圧迫をきつく締めた。

この圧迫は2時間おきに空気を抜く事で
圧迫を緩めるらしい。
血はすぐに止まったが血だらけ・・😭

まぁそれでも痛みは少しは楽になった。
これをスマホで撮ると言う根性💦
この時はすでに血は固まってます。

そして、ここから地獄の夜が始まる・・・

続く・・・

その前段階の準備。